タロット占い師の林レイコです。福岡市南区の片隅でモソモソ動いてマス。
今日はカードの吉凶についてをちょっくら語ろうかな。タロット鑑定は「興味あるんですけど、怖そうで」と、苦笑いする方が割と多いのだ。恐がらせるのはどいつやねん!とカードに聞いてみると、78枚のカードは「ワシやないで」「濡れ衣だぁ〜」「レイコ、ワタクシをお疑い?」と逆に怒られる始末。
「どのカードが怖いと思いましたか」と、ご相談者さまに聞くと「死神」「悪魔」とやや暗めの色合いのカードを指すのだった。たしかに、見た目は身も蓋もない雰囲気だけど、レイコ的には「死神」はラッキーカードなんだけどなぁ(^^ゞ。
そもそも、カードには「吉凶」は存在しない。ハッ???と思ったかしらん?レイコさん、死神をラッキーカードって言ったやんけ!と詰め寄られるだろうか。
タロットカードはニュートラルな国に住んでいます。未来を「明るく照らそう」とか、「落とし穴があるから教えてあげよう」とか、ココロに介入しない(レイコの個人的な考え)。問いかけた質問に答える、ただそれだけなの。占い師は、「見せられた世界」解釈してお伝えするのみ。「質問したから答えたよ」のシンプル構造。そこに「良し悪し」を感じるのなら、受け手側が先入観が入り込んでいるからなのだ。
たとえば、「法王」のカード。「良い・悪い」の二択しかない考えであれば、なんとなく「良い」と思ってしまいそうです。なんたって法王です、人の上に立ち模範となるような考え方を求められるし、それを論理的に説明する場も多いでしょう。
ただ、ココロの中は、周囲の規律になるような立ち居振る舞いを求められ、気苦労が多いと感じているかもしれない。この気苦労があっても、誰かの相談を受けたり、模範となることに喜びがある。
ね、法王のカードが出たとしても「良い・悪い」で判断できないないでしょ?状況によって主観なんて簡単に裏返しになるってことなのだ。
ってことは、カードの正逆も同じことが言える。「正位置=良い」「逆位置=悪い」じゃないよね。
すべてが間違いでもないし、また、すべてが正しくもない。けれど、私たちは先入観をベースに生きているから、漢字の「正」を見るだけで、「正義」「公正」など正しいものだと判断しちゃうわけです。
「正」の漢字だけで、先入観が生まれるのだから「悪魔」「死神」なんかは言わずもがなですよ。お気の毒としか言いようがない役職。
タロットカードは、その偏った考えを手放すお手伝い専門部署。だからこそ、ニュートラルの国に住んでいるのだね。引き寄せやすい未来を提示してくれて、「さぁ、どうする?」はこれからの自分次第。
とはいえ、吉凶と感じるなと言っても難しいのは事実。カードに描かれたイラストが受け手側の感情とリンクするのはたやすいです。だから、それはそれで受けとってオッケー。けれど、カードは「恐がらせよう」なんて考えはひとつも抱いていない。その考えも一緒に受けとってくださいね。
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